はり・きゅうとは、しかるべきツボや反応点に、はり灸を施すという治療でありますから、生命力の強化と体質改善がその主目的であります。病気の治るのは生命力強化による体質改善の必然の結果であります。

　マッサージとは、本来は皮膚の上より求心的(心臓に向って)に掌や手指を使って撫ぜたり揉んだり押したり軽く叩いたりして血液の循環を善くする治療法でありますが、一般的に着衣の上より遠心的(心臓から離れた方へ向って)に掌や手指を使って撫ぜたり揉んだり押したり軽く叩いたりして血液の循環を善くする治療法は「按摩療法」であります。

　従って、はり・きゅう・マッサージとは、生命力の強化、体質改善、健康管理等の目的をもって行う治療法でありますので、悪くなってから治療を受けるよりも、悪くならないように予防法として治療を受けると、お肌はつやつや、身体は元気、何時もにこにこ、気分爽快となります。これが、「はり・きゅう・マッサージ」です。